1月17日🚚物流を考える🚚

今の日本の物流が抱える問題点とは

日々、当たり前のように届く荷物。
しかしその裏側では、日本の物流は大きな転換期、そして限界に直面しています。

今回は、現場目線を交えながら「今の日本の物流が抱える問題点」を整理してみたいと思います。


① いわゆる「2024年問題」

2024年4月から、トラックドライバーの時間外労働が年間960時間に制限されました。
これは働き方改革として必要な制度ですが、物流現場には大きな影響を与えています。

  • 長距離輸送が成り立ちにくくなった
  • これまで1人で走れていた運行が分割される
  • 中継輸送・積み替えが増え、配車が複雑化

結果として、**「荷物はあるのに運べない」**という事態が現実に起きています。


② 深刻なドライバー不足と高齢化

日本のトラックドライバーの平均年齢は50歳前後
一方で若手ドライバーはなかなか増えません。

  • 長時間労働のイメージ
  • 待機時間が多いのに給料に反映されにくい
  • 家に帰れない働き方

こうした要因から、離職と高齢化が同時に進み、人手不足は年々深刻化しています。


③ 荷待ち・荷役時間の長さ

物流現場では、

  • 数時間待ちは当たり前
  • 半日近く待たされるケースも

珍しくありません。

しかも、その待機時間が無償であることも多く、
ドライバーの労働時間だけが削られていきます。

この積み重ねが、

  • 不満
  • 疲弊
  • 離職

へとつながっています。


④ 上がらない運賃と増え続けるコスト

  • 燃料価格の高騰
  • 車両価格・修理費の上昇
  • 人件費の増加

これだけコストが上がっても、

  • 「運賃は据え置きで」
  • 「他社はもっと安い」

という声が根強く、適正な運賃がなかなか浸透しません。

その結果、

  • 利益が出ない
  • 設備投資ができない
  • 人にお金をかけられない

という悪循環に陥っています。


⑤ 荷主主導が強すぎる商慣行

  • 無理な時間指定
  • 急な変更・追加
  • 過積載を連想させる指示

立場の弱い運送会社は、断れずに板挟みになることも少なくありません。

現場・配車・ドライバーが無理をして成り立っている構造が、今も残っています。


⑥ 物流DXの遅れ

  • 紙の伝票
  • 電話やFAX中心のやり取り
  • 会社ごとにバラバラなシステム

デジタル化が進まず、

  • ミスが起きやすい
  • 情報共有に時間がかかる
  • 人に依存した体制から抜け出せない

という課題もあります。


⑦ 地方ほど深刻な現実

地方では特に、

  • ドライバーが集まらない
  • 代替ルートが少ない
  • 天候リスク(雪・災害)の影響を受けやすい

といった問題が重なり、物流の維持自体が難しくなっています。


まとめ

今の日本の物流を一言で表すなら、

「人・時間・お金、すべてが足りていない」

それを

  • 現場の努力
  • 配車の工夫
  • ドライバー一人ひとりの責任感

で何とか回しているのが現状です。

物流は社会を支えるインフラです。
この現実を、荷主・消費者・社会全体で理解し、
持続可能な物流を考える時期に来ているのではないでしょうか。


※当社では、現場の負担を減らしながら、持続可能な物流を目指しています。
ドライバー・内勤スタッフともに随時募集中です。
ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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