
今日の運送屋ブログ
おはようございます。
本日は、秋の物流現場で実際に発生している課題と、その対応についてご紹介します。
1. 農産物出荷の集中による輸送調整
秋は農産物の出荷がピークを迎えます。特に青森のリンゴや新米の輸送では、平常期を大きく上回る需要が発生します。ある出荷現場では、通常の1.5倍近いトラック手配が必要となり、近隣地域まで配車調整が及ぶケースがありました。
このような状況に対し、弊社では共同配送や複数産地の積み合わせを活用し、効率的な運行を実現しています。結果として輸送の安定化と、産地側の計画出荷の支援につながっています。
2. 荷物品質を守る環境対応
朝晩の冷え込みと日中の気温上昇による「結露」は、青果物にとって大きなリスクです。実際、先週の輸送では結露により段ボールが弱り、荷崩れの危険がありました。
現場では庫内温度の事前調整と通気確保のためのパレット積みを徹底し、荷物の品質を守る取り組みを実施。こうした小さな工夫の積み重ねが、最終的な信頼に直結しています。
3. 薄暮時間帯の安全意識
国土交通省の統計でも、薄暮時間帯の事故率は日中の約1.2倍に上るとされています。実際、ドライバーからも「無灯火の車両とのヒヤリハット」が報告されています。
弊社では16時以降のライト点灯義務化を徹底し、全員で事故リスク低減に取り組んでいます。こうした取り組みは、安全を最優先する物流業界全体の信頼性を高めるものです。
4. 持続可能な輸送への工夫
一方向輸送が発生しやすい農産物輸送では、復路の空車問題が課題です。ある現場では、復路に資材を積載することで積載率を大幅に改善しました。
効率化は単なるコスト削減にとどまらず、CO₂削減や環境配慮型物流としても社会的な意義を持っています。
物流は目に見えにくい存在ですが、その一つひとつの工夫と努力が、消費者の「当たり前の生活」を支えています。
今後も現場から得た知見を発信し、物流業界全体の信頼性向上につなげてまいります。

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