米の高騰。私たちに出来ること。

おはようございます。茨城県では今日も猛暑日との予想。近年の日本で毎年騒がれてる高温。私たちの身体の影響だけでなく皆さんが毎日食べる、肉、魚野菜。日本人の主食である白米も影響をうけています。そんな白米に少し注目し近年の米の価格高騰原因などに注目してみました。

米価高騰の背景にある構造的課題

近年、国内の米価格は高値で推移しています。その要因は一時的な天候不順だけではなく、構造的な課題が複雑に絡み合っています。

  • 気候変動による収穫量の変動
  • 肥料・農薬・燃料の国際価格高騰
  • 担い手不足・高齢化による生産効率低下
  • 物流コストの上昇

米の価格は市場で上がっているものの、農家にとっては「生産コスト増>販売収入増」となるケースも多く、実質的な利益確保は難しいのが現状です。そのため現場からは「高値でも生活は楽にならない」という切実な声が聞こえてきます。

物流が直面する課題と責任

私たち物流業界も、燃料価格や人件費の高騰に直面しています。さらに「2024年問題」に象徴されるように、労働時間規制によりドライバー不足が加速し、農産物輸送にも影響が出つつあります。
しかし物流が滞れば、米や農産物は市場に届かず、結果的に消費者価格はさらに上昇する可能性があります。つまり物流業者は「コスト増とサービス維持」の狭間で難しい判断を迫られる立場にありながら、社会全体の安定供給を支える責任を担っているのです。

陸奥志紅ライン水戸ができること

有限会社陸奥志紅ライン水戸としても、こうした構造的な課題を前に「いかに効率的で持続可能な物流を実現するか」が最大のテーマです。具体的には以下のような取り組みを進めています。

  1. 効率輸送の徹底
     積載効率を高め、無駄な空走を減らすルート設計を強化。これにより輸送コストの低減を図り、農産物の物流負担を軽減します。
  2. 地域連携の強化
     生産者・市場・小売との情報共有を密にし、柔軟な輸送体制を整備。繁忙期や需給変動にも対応できる仕組みづくりを行います。
  3. 人材育成と働き方改革
     ドライバーが安心して働ける環境を整備することが、安定輸送につながります。待遇改善や労働環境の見直しを継続的に行い、担い手不足に対抗します。

地域とともに持続可能な未来を

米の高値は農家の悲鳴であると同時に、日本の食と物流が抱える構造的な課題を映し出す鏡でもあります。
私たち陸奥志紅ライン水戸は「地域の食を支える物流」という使命を胸に、効率化・協力・人材育成の三本柱で取り組みを進めてまいります。小さな一歩の積み重ねが、地域経済の安定と消費者の安心につながると信じています。


当社では一緒に地域物流を支えてくれる仲間も募集しています。
農産物輸送に使命感を持てる方、地域の未来に貢献したい方、ぜひお気軽にお問い合わせください。

📞029-303-6555/茂木

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA